2021年 08月 09日
しゃたいがわ(1969 CL90) 5 |
エンジンのダメージチェック 販売終了部品探し 外注作業の手配と
復活の目処がつきました
オーダーした部品や外注に出た部品が戻るまで
エンジン組立はできませんので その間に車体まわりのチェック
最初のメニューは エンジン修理のみ?だったけれど
エンジン整備の段取り作業中に 数々の問題が
車体側にも発見!(やっぱりなぁ…)
エンジンがシャン!となりそうなので
くたびれ痛んだ部分の できるだけ直すことになりました
まずは エンジンを分解する際に車体に載せたまま
ショックドライバーを使用していたとき(エンジンのネジにですよ)
ふた振りほどハンマーでショックドライバーを叩いたところ
ポロンと車体から 何か小さなものが落ちる音がした?
そこ叩いていませんが ショックドライバーの振動で
落ちたようです 何度も言いますがフレームは叩いていません
落ちたカケラをフレームに合わせてみたら
以前に修理(溶接?)した部分が剥がれ落ちたみたいです
ステアリングステム側のストッパーも 潰れていて
5ミリのスクリューボルトがねじ込まれていました
大きな転倒をした証拠ですね まぁ車齢50年ですから
何があっても不思議ないでしょう
6ミリボルトをステム裏側から入れるために
タップを立てて 飛び出したボルトに四角に加工した
ナットを付けて固定 これをベースに溶接肉盛りしてから
カタチを整えて修理しましたが 新品に交換したほうが
よかったと後で思った
色違いでオランダにデッドストックが お安くあったんですよね
エンジン部品取る時に よく見ておけばよかった残念
お次は 妙に不安定でグラグラしているスタンドたちの修理
スプリングフックも 6ミリボルト加工でグラついてるし
スタンド取付部も 痩せてます
なぜかスタンド底にはゴム板がビス止め?
外しみると随分と磨り減っていました
楕円になったスタンド穴に奇妙に取付ボルトで
グラつきスタンドの傾斜角度が大きくなっているので
底にゴム板を付けて角度調整をしていたのかも(推測です)
メインスタンドの方もグラグラと不安定で
立ちはじめからユラユラしているし 立ち終わってからも
チョイと押すとグラっと揺れて不安定 強風で倒れそう
ここも フレームの取り付け穴が摩耗しているのかな?と思ったが
グラつきの犯人は 曲がったメインスタンドシャフト!だった
ようです 新しいシャフトを入れてみたら随分と安定しました
オリジナルシャフトはパイプでしたが
入荷したシャフトは中空パイプではなくなっていました
このシャフトの飛び出た部分にブレーキペダルがつきます
ブレーキペダルのストッパー部分が凹んでいますが
車体側のストッパー部分も曲がっていまして曲げを直しても
画像のようにペダルのストッパーとはならず
先にステップバーに当たってしまっています
ステップバーにゴム板を貼って小手先修理?
カサ増して ペダルとステップバーとの隙間を確保
磨り減ったパーツたちにの修理の段取りをして
ウチの溶接機では 繊細な溶接は(もちろん技術も)できないので(;^ω^)
★夏季休業のお知らせ
8月10日(火)~14日(土)
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by mh-ohara
| 2021-08-09 15:21
| 仕事
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